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夜中に書いた根暗の走り書き



麻痺してる。麻痺しているなと思う。
何が、とか。どこが。
そんなことは問題じゃない。
チクリと刺さった小さな穴がやがて膨れ上がって、気が付いたら溢れ出てくる自分の分身達が目とか口とか腕とか足を探している。
イメージ出来なくなったら終わりだ。
想像が創造でなくなった時、それは終わりだ。

親に置いてかれた子供や、式の前に事故死したカップル。
エゴと見栄と仲間外れにされない為の仲間意識。路上にこびり付いたガムと痰。
遠くでガラスの割れる音がして、目の前の警察官はさっき角で見た浮浪者より虚ろな目をしている。

幸せそうに見える遠くの誰かも誰かのせいで泣いたりするんだよ。
充実と言う名の笑顔を貼付けて、楽しいという服を着る。
見た目よりも沢山入るあの鞄は、ただのお洒落な精神安定剤だ。

だけど実はそれこそが美しいのかも知れない、と最近思う様になった。
虚しいとか悲しいとか遣りきれないとか切ないとか。
そういうのをグルッと一周して、これは美しいのだと思う様になった。

揺さぶられるのは感情ではなくて、心の方だ。
ボロボロと零れ落ちたのは涙ではなくて、心の方だ。

どうしようもない。虚しい。苦しい。悲しい。
これはきっと当たり前の感情で、きっと歴史のどこを切取ったって同じなんだ。
その積み重ねの上に今日があって、雪が降ったり花が咲いたりする。
だけど「そんなもんだよ」と笑う顔を好きになれないのはどうしてだろう。
そうじゃないんだよと怒鳴りたくなるのはどうしてなんだろう。

理解出来ないものを理解する必要がないと決めつけてしまうのは愚かだ。
解決を望んでいるのではない。ただ知りたいだけ。
眺めるんじゃなくて、そこに立ちたいだけ。
立たなければ次に進めない。
行き止まりを作っているのは無理解と無関心だ。

散漫な意識は多くの事を一斉に考え始めた様に見えて、実は一つの事すら考えていないという事実。
美しいものはいつだって残酷だ。
だけど美しいものをいつも眺めていたい。
逸らすのは話だけで十分だ。

助かった小さな命が成長した時に、へし曲がって折れ曲がって自分で自分を叩いたり、暗い所で踞ったり下らない劣等感とか負の感情に負けてしまわない様に。
そんな事をとても真剣に願う。
何も出来ないからとても真剣に願う。

デジタルが38.1と教えてくれたこの熱はきっと今夜で下がる。


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寝る前にブルブルと震えながら書いた日記というか、走り書きというか。
体調が悪い時は思わぬ方向に思考がブッ飛ぶから面白い。
夜中に書いたラブレターは必ず破り捨てたくなるもんだけど、それに近いものがあるなぁと思う。
けれどたぶん破り捨てるのは自分の為に良くないんだろうとも思う。
見返して恥ずかしくなるのは必要な事だ。恥のない人生なんて有り得ない。


昨夜のパーティは1.5メートルの距離で産休から復帰した月9女優がお喋りしてて、30センチの距離でチョイ悪オヤジ代表イタリアのおっさんモデルとポールダンス見たわ。お洒落雑誌の元編集長だか現編集長だかが後ろでランボルギーニの話をしてて、知り合ったばかりのゲイとレズとビッチの三人組はそれに対して小声で「あなたのランボルギーニは何cc?」なんて失礼極まりない下品なジョークでタダ酒を乾杯してました。



結論:概ね人生は悪くない感じで進行しています。熱下がった。もっかい寝る。

私信:前ちゃん。テキスト含め諸々、起きて頭がクリアになった状態でメールします。ごめんね。



MOLE
UnknownGeniusMole
by ugm_t | 2010-02-11 06:51 | どうでもいい的な